“読書”と“資格取得(今は司法書士)”と“音楽鑑賞”のメモ

 

Planned Happenstance 〈偶然〉=〈必然〉

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Posted on 11:49:54 «Edit»
2007
09/17
Mon

 司法書士の勉強の進捗が遅々として進まない。これは大変ストレスだ。

 普通、しっかり理解し、覚える目的で、同じ本、問題集に取り組むとき想定するのは、読み返す度にスピードが増して、より短時間で読了できるだろう、ということだ。これについて今、逆のことが起きているため当惑している。
 現在それぞれ、2~3回目に取り掛かっているところだが、メチャクチャ時間がかかるようになったのだ。始めは、軽く読み飛ばしていたところが、一つ一つ理解できるようになり、頭から論を追うようになったからだ。そのせいで、ともかく時間がかかる。
 そしてまた、この夏の暑さのせいもあり、勉強に取り掛かる時間も減ってきている。焦る。んーっ、ストレス!!

 この状況を打開すべく手に取ったのが本書。

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 ダイエットしようと思っても、つい食べ過ぎてしまう。
 落ち着こうと思っても、イライラしてしまう。
 企画書を書かないといけないんだけど、なかなかヤル気にならない。
 そんなふうに、自分の思いとは反対に動く心があることは、あなたも経験から気づいているはずです。それがあなたの「もうひとつの心」、つまり、「潜在意識」なのです。


 読み進み方も遅いが、勉強への取り組み態度自体に、自分の中で何かひっかかりが出来ていることを感じている。それはいわば「自分の思いとは反対に動く心」だ。
 この反対に動く「もう一つの心」は「潜在意識」であり、「潜在意識は、現状を維持しようとする」のだと言う。この「潜在意識」を何とかしなきゃならないわけだ。
 本書が提案する対処法は具体的だ。

 たとえば、最初の二、三日は、一日三ページも読めれば十分と考える。その代わり、その少ないページを、丁寧にゆっくりと読む。慣れてくれば、分からない単語も勘で意味を判断して読み飛ばしていけるようになりますが、この最初の数ページだけは分からない単語はすべて辞書で調べるようにする。そして、すぐに先に進まずに、その少ないページの間を、何度も繰り返して読むのです。
 言ってみれば、準備体操のようなものです。これによって、潜在意識は“英語が読める自分”という新しい自分に“慣れて”きます。慣れることで、安心する。安心するから、ぐんぐんスピードは上がり、最初のゆっくりしたペースからは考えられないほどスムーズに読めるようになってくるのです。
 実は、これは私自身が中学生の頃に英語をマスターする中で気づいた方法なのです。これに気づくまでは、なかなか一冊最後まで読みきる力が続かなかったのですが、この方法で分厚いペーパーバックも最後までスムーズに読了できることを、経験的に発見しました。


 なるほど。私の場合、「“条文や判例が読める自分”という新しい自分に“慣れて”」くることが大事。司法書士の知識世界に慣れて、芯から安心するところから始めるしかない。

 悩みは勉強時間やストレスだけでなく、勉強の“質”の問題にも及ぶ。
 司法書士の勉強中も、仕事のことが気になったりして集中ができない。何度も同じことを掘り返して考えてしまい、しばしば勉強に対し上の空になってしまう、のだ。
 本書は、「潜在意識は、答えが見つかるまではいつまででも答えを探し続ける」という。

 決して答えが出ない質問を潜在意識に投げかけたら、一体、どうなるのでしょう?
(・・・省略・・・)
 潜在意識は、ただただ無意味にエネルギーやリソースを永遠に浪費することになる。「どうしてもヤル気が出てこないんです。何か、すぐに疲れてしまって……」
 という状態だけが残ってしまう。そりゃそうでしょう。ヤル気だって出てくるはずがない。


 確かに、私なんて一つ考え始めると夢にまでそれが出てくるからな。そりゃ疲れるよ。
 本書は、この問いの無限ループを断ち切る直接の方策として次のことを提案する。

 「やってれば、成功したかもしれない」という甘い幻想に潜在意識のリソースを浪費するくらいなら、むしろチャレンジして堂々と苦い失敗に直面したほうがいい。
 いい結果が出ようと出まいと、常に前進できる人というのは、失敗のこの本当の意味が理解できている人なのです。


 これも説得力ある。失敗は「可能性」を奪う。その代わり、甘い幻想を駆逐し、次の現実の自分を創る礎になる。それが“前進”か。

 さらに、次の言葉は大いなる励ましとして私の中で響いた。

 潜在意識には“今、この瞬間”しかない(・・・省略・・・)
 潜在意識には、“ないもの”が理解できない(・・・省略・・・)
 どんな状況にあっても、“今、できること”だけを考え、それを実行する


 そっか。じゃぁ、雑念にとらわれて集中できないとき、「~を考えない!」という否定形で対処するのではなく、「~を断固拒絶する」とかせめて内言の文章を肯定形にしよう。

 ちょっと脱線するが、こういう発想はドゥルーズのニーチェ論を思い起こさせるな。

 〈力〉への意志こそ、能動的な諸力が肯定するように、それも自分自身の差異を肯定するように促すからである。能動的な諸力においては、肯定が最初であり、否定は一つの結果にしかすぎない。すなわち享楽をいっそう増大させるものとしての、一つに帰結以外のものではけっしてない。ところが反動的な諸力の本性はその逆に、まず自分がそうでないものに対立すること、他なるものを限界づけることにある。反動的な諸力においては、否定が最初であり、それらの力は否定することによって、見せかけの肯定へと至るのである。


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 否定からは物ごとが始まらない。否定は頭が作り出すもので、自分さえも動かすには弱すぎる。肯定的な、それ自身完結しうる何か、いわば「根拠のない自信」こそがむしろ強く人を動かす。
 この辺りの話は、『「心のブレーキ」の外し方』の結論部分にも関わっている。興味があれば読んでみてください。
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