“読書”と“資格取得(今は司法書士)”と“音楽鑑賞”のメモ

 

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Posted on 11:43:13 «Edit»
2007
06/03
Sun

Category:読書〔自己啓発〕

依存症 信田 さよ子 


 この本は案外深いっす。臨床に基づいてるし。いい。

依存症
依存症信田 さよ子

おすすめ平均
stars現代の依存症
starsしっかりした本で驚きました
stars依存症はなにか

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 依存症と資本主義の関連についての次の指摘も面白い。

 依存症の人たちは何よりも時代の、資本主義の要請に忠実だった人である。セルフコントロールへの強迫的な忠実さ、頑張り、向上心、絶え間ない前進……昨日より今日が、今日より明日という生き方、これは現実の自分を絶えず否定していくことによって初めて可能な生き方である。このような実に不健康な生き方を続けていくためには、セルフコントロールを時間限定つきで開放することが必要になる。それは主客一致、理性の機能の減退によってもたらされる。アルコールによる酔いはまさにセルフコントロール過剰な人にとっては、目的を満たす最適の薬物なのであった。そもそも自分で自分を支配するなどという、不可能に近い課題を誰よりもまじめに遂行しようとする生真面目な人ほど、それからのつかの間の解放の快感に誰よりも敏感に反応したのだろう。
・・・(省略)・・・
 巷で言われるように依存症の人たちは決して意思が弱い人たちなのではなくて、とことんまで意思の力を発揮し自分と戦った人たちなのである。それは繰り返しになるが資本主義社会が我々日本人に要請したことの忠実な実践なのであった。


 この部分を読んで真っ先に思い出すのはこれ。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神マックス ヴェーバー 大塚 久雄

おすすめ平均
stars有名になりすぎた本
stars併せて読むと理解が深まる一冊
stars資本主義という名の近代
starsカルヴィニズムを学ぶ上でも役立つ
stars手堅い仮説構築

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 生真面目に資本主義に忠実に労働に従事し、“神”なくして世俗内禁欲を自分の中で追い詰める。半ば強制されたセルフコントロールの罠──「自発的になれ」という言葉のパラドクスを想起させる言い方だが──への必死の抵抗が、「依存症」という形で表出するのか。“自己啓発”の原動力である向上心。“自分らしさを大切に”の裏にある差別化戦略的意図。ああ、なんて資本主義的発想に毒されていることか。
 資格試験に励んでいる私を見て、こういった人がいる。「君はマゾか」。言われている意味がまったくわからなかった。上の文脈でとらえると、その人が言いたかったことがわかる気がする。実際私はアルコール依存っぽかったし。

 自分で自分を思いどおりにして日々をよりよい自分を形成していくという命題の忠実な実行者が依存症の人たちだったとすれば、その逆をやればいいのではないだろうか。つまりがんばらずに、争わずに、昨日と同じ今日を、今日と同じ明日を生きること……。
・・・(省略)・・・
いままでの生き方を百八十度転換しなければ、嗜癖行動をやめつづけることは困難だということなのだ。


 しかし、今のこの世の中をそんなにお気楽に過ごしていくのは難しい。じゃぁ、世の中を変えればいいのか。資本主義に毒されていない世の中に。これって左翼的考えの始まりなのかな。。。
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