“読書”と“資格取得(今は司法書士)”と“音楽鑑賞”のメモ

 

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Posted on 22:52:33 «Edit»
2007
05/04
Fri

Category:読書〔人文科学〕

動物農場 ジョージ・オーウェル 


 政治的な「右」「左」の対立項に私はなじめない。『動物病院』の皮肉、そしてオーウェルの憤りには共感するものがある。以下「解説」から:

 オーウェルは・・・(省略)・・・共産主義を烈しく忌み嫌うようになった。これまで右翼的暴力に対して反発を感じていたのだが、左翼的暴力に対しても強い反発を感ずるようになった。彼には、共産主義は社会主義でもなんでもなく、社会主義でもなんでもなく、社会主義の仮面をかぶったファシズムである、と感じられたのだった。・・・(省略)・・・特に彼に衝撃を与えたのは、・・・(省略)・・・右であれ左であれ全体主義国家においては、やりようによれば、真実がどんなにゆがめられ、かくされ、すりかえられるものかを知ったことだった。


 右だからどう、左だからどう、ではない。ファシズムだとか全体主義国家が問題なのか?!

動物農場
動物農場ジョージ・オーウェル 高畠 文夫 George Orwell

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starsイギリスでは 教科書に載っているくらい有名で、暗誦させられる事もあると聞く。
stars共産主義の悲しい歴史
stars我等の物語
stars史実に仮託しない読み
stars『動物農場』とロシア現代史

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 私が『動物病院』を読みながら常に思い浮かべていたのは、企業における経営者と労働者(もしくは労働組合)の関係性だ。とりあえず、作品の背景や歴史的意味合い、実際の皮肉の対象が何であるかはどうでもよい。「荘園農場」の持ち主の「ジョーンズ氏」が経営者、動物たちが労働者、という卑近な図式に当てはめたのだ。「わかるわかる、そうだろうね」と面白く読めた。
 「上の人間が馬鹿でね」的なことを言い、さも自分が会社を経営すれば会社も仕事もうまくいくのに、みたいな愚痴を言う人間がよくいる。それとか、ワイドショーなんかでやってる「偉い人」「責任者」「目立つ人」バッシングも同様だ。コメンテーターと称する料理評論家とか元スポーツ選手だとかが、政治家批判をやったりする。「なんでこんな簡単なこともわからないの? できないの?」なんて言って。なんだかいつも腑に落ちない。
 本書の中で、動物を使う「非生産的」な人間と、食料を生み出し直接の労働をする「生産的」な動物がいた。両者は決定的に違っていた。しかし、クーデターを起こした動物たちのうち“管理”する側に立った動物は「人間」になった。動物だから良い、人間だから悪い、ではなかったのだ。日々繰り広げられる「現場を知っている俺たちは利口、上の管理側の人間は馬鹿」式の庶民向けの論理をまともに受けて、実践したとしたら・・・の結末を見るようだった。 
 衆愚政治にも独裁政治にも、社会主義にも資本主義にも、皮肉な作品にとれる。いろんな政治的対立軸を突き崩し、喝破してくれたような爽快さがある。気持ちがいい。
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