“読書”と“資格取得(今は司法書士)”と“音楽鑑賞”のメモ

 

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Posted on 16:03:50 «Edit»
2007
03/21
Wed

Category:┣読書〔仕事術/勉強法〕

ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代 


ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代
ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代武井 麻子

おすすめ平均
starsイイ本なのだが
stars立ち去り型サボタージュのもう一つの理由
stars分析でも対処法でもなく、エッセイ
stars「これは本当の自分じゃない」と、なぜ思ってしまうのか

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 社会学の「感情労働」という切り口。内容的にはこんな。

 現代は、物を生産したり加工したりする職業よりも、人すなわち顧客を相手とする職業についている人が多数を占めるようになってきました。そうした職業では、顧客のものにしろ自分のものにしろ、感情はつきものです。しかも、働き手はその感情をうまくコントロールしなければなりません。
 社会学では、そうした職務上、感情のコントロールが不可欠な職業を「感情労働」と呼びます。本書は、この「感情労働」をキーワードに、現代社会における職業と心、とくに職業柄、自分の本当の感情を犠牲にして働かなければならない仕事について、労働の感情的側面が、自己というものにどのような影響を及ぼしているのか、そして自分が働きながら疲れ果ててしまうのはなぜなのか、そのメカニズムに迫ってみたいと思います。


 要約しちゃうとシンプルな話だが、取り上げられる事例が豊富で身近で興味深く読める。介助者が相手の老人の爪をはいだ話とか、学校のいじめの話、ベトナム戦争の兵士の話とか、いろいろ共感的に分析している。彼らの心の動きを理解する助けになる。
 自分の素直な感情と「自分」が乖離していく、もしくは乖離させないとキツイっていう仕事はよくある。本書は、笑顔をマニュアルにして商売道具にする「マクドナルド化」現象に警鐘を鳴らす。
 「自分は客だ、金を払ってるんだ」とばかりに好き放題する人。DVの夫。「逆ギレ」の人。彼らは要は自尊心が傷つけられているのだ。そして幾分か退行している。かく言う私もたまにちょとしたことで不機嫌になったりするな。気をつけねば。
 本書を読んで個人的には、「機械的」「デジタル」とイメージされがちなSEの仕事、特にシステム構築における上流工程の仕事や、論理的思考が大事なコンサルの仕事も案外に「感情労働」じゃないかとも思い、自分にも照らして考えさせられた。

 「反精神医学」のレインの言葉を引いた次の分析も面白い。

 肉体的に空虚に感じるのは、「自分のしていることに没入できないとき、あるいはまた、自分の没入していることが自分自身にとって本質的に無意味だと感じられるようなとき」であり、「自分の行動に没入しているとき、そして、そうした行動が自分にとってなんらかの意味を持っているように思えるときでも、自分が他者によって全く認めてもらえない場合、そしてまた、自分が誰にも何の変化も与えることができないと感じる場合」にも、空虚感や無益間が生じうるといいます。
 そして、これが「与え手であって受け手でないところの他者、反応のない、取り付く島のない他者」の原型を形づくるのです。これは自己のなかに挫折感を生み出すとレインはいいます。



 「共感疲労」という言葉も始めて知った。私も経験あるな。

・・・他者の苦しみや不幸を目の前にして「なんとかしてやりたい」「どうにかしなくては」というプレッシャーから生じるストレスこそが、「共感ストレス」といわれるものです。このストレスは、自分ではどうすることもできないときに高まり、うつ、睡眠障害、過覚醒、イライラ、混乱などの症状があらわれてきます。
 これが高じると「共感疲労」という状態におちいります。傷ついた対象に対して、なんとかしなければと思うあまりに、援助者自身がどうしようもない無力感と罪悪感を抱き、傷ついていく結果と考えられ、「二次的PTSD」とも「代理トラウマ」とも呼ばれることがあります。

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